カノンのフリーな生活

育児や英語、フリーランス翻訳者の日常を綴っています。

「ビューディフル」はbeautiful?

みなさん、こんにちは。

こども英語のカノンです!

 

今朝はとってもいいお天気だったのに、気がつくと、なんだか今にも雨が降り出しそうな空模様に変わっています。。。

 

私は午前中、用事があって出かけていたのですが、灰色に変わった空を見て一目散に帰ってきました。せ、洗濯物が。

 

それでは今日のテーマ。今回も発音関係です。

 

本日の題名の「ビューディフル」は、私が大学生のときに、大学の歌の先生から指摘を受けた発音です。

 

それは、「夢路より」(ご存じでしょうか??)を英語歌詞で歌っているときでした。

 

最初が「beautiful dreamer~♪」で始まります。そう、歌いだしの単語です。

 

ここを「ビューディフル ジュリーマー」のように歌っていたところ、先生から「「ディ」(の発音)は、歌としてはきれいだけど、ちがうんじゃない???」と指摘されました。

 

主張されると反論下手な私は、「あれ、そうだっけ?CDとかでも「ディ」って聞こえるような」と心の中で思いつつf^^、黙っていました。

 

すると先生は、同じ研究室の帰国子女の子に「どうなんだろう?」と投げかけました。聞かれた子は先生と同意見だったのか、私と同じで反論下手だったのかわかりませんが、首をかしげるだけでした。結局「ビューティフル ドリーマー」と歌い直しが入ったのでした。

 

その頃の私は、英語は好きでよく勉強はしていたものの、教育としては学校教育を受けただけだったので、根拠をもって反論することもできず、また帰国子女の子も黙り込んでしまったため、やっぱり私が間違っていたのかと、モヤモヤとしたまま、その気持ちをずっと心の片隅に持ち続けていました。

 

その当時は、私の知り得る限りで、音が変化する規則を教えてくれるものはなかったと思います(当時の私の調査不足かもしれません)。

 

その後、何年かの月日がたち、とうとう私のモヤモヤの晴れるときがやってきました!

 

それは翻訳学校に通っているときのこと。ちょうど発音のクラスで、「t」の音が「d」の音に変わる場合の説明があったのです。

 

つまり、母音と母音の間に挟まれた「t」の音は「d」に変わるというものでした。

 

まさしくこれ!

 

「beautiful」の「t」の前後は「u」と「i」で母音に挟まれています。ということは「d」の音に変化する!!!

 

この説明を聞いたときは、本当に感動モノでした。心の片隅のひっかかりが、すっきりと取れた感じがしました。

 

「あー、あのときの私は間違ってなかった」と思ったものです。

 

当時指摘した先生は、英語の先生であったわけではないので、指摘が間違っていたとしても、仕方がないといえば仕方がないかもしれません。

 

ですが、私は声を大にして(笑)こどもたちに言いたい!

 

誰かに何かを教えてもらっても、自分の目と耳で確かめる癖をつけよう!

大人だって間違うんです。

先生だって間違うんです。

 

でも、間違うのは当たり前。人間なのだから。

 

あれ、ちょっと違う方向に話がそれましたが、日本語にはない音声の変化って難しいですね。

 

これが、子どものころから聞きなれていれば、理屈ではなく頭と耳にすっと入り、口から出てくることでしょう。子どもの可能性は無限大!

 

私はと言えば、もちろん、その後は堂々と「ビューディフル」と歌ってます(笑)。

 

 

※発音のカタカナは、分かりやすくするために書いています。